OMOP CDM(Observational Medical Outcomes Partnership Common Data Model)の作成

CommonDataModel 作成の準備


  1. パッケージのインストール

    DDL コマンドを使用して、データベース内のオブジェクト(テーブル、インデックス、ビュー、スキーマなど)を作成、変更、削除します。
    DDL(Data Definition Language)は、データベースの構造を定義するための SQL のサブセットです。
    このモジュールでは、R パッケージを使用して CDM テーブルを作成します。

    DatabaseConnector および SqlRender がインストールされている必要があります。
    R から DDL、外部キー、主キー、インデックスを作成します。
    GitHub からパッケージをインストールします。

    R-Studio を起動し、以下のコマンドを実行します。

    install.packages("devtools")

    GitHub からパッケージをインストールします。

    devtools::install_github("OHDSI/CommonDataModel")

  1. JDBC ドライバを準備する

    JDBC を使用することで、R 言語から直接データベースにアクセスし、SQL コマンドを実行してデータベースの管理や操作を行うことができます。


    以下の URL から JDBC ドライバをダウンロードします。
    https://jdbc.postgresql.org/

    ダウンロードしたファイル postgresql-42.7.3.jarC:\Program Files\PostgreSQL へ保存します。

CommonDataModel の作成


  1. スキーマを作成
    OHDSI データベースのスキーマを右クリック、作成 → スキーマ を選択します。

    名前と所有者を入力し、保存します。(この手順では、スキーマ名を eunomia とします)

    eunomia スキーマが作成されます。

  1. テーブルを展開

    以下のコマンドを R から実行し、テーブルを構築します。( データベース : OHDSI スキーマ : eunomia )
    ※ eunomia のテストデータは、CDM v5.3 に対応しています
    zzzz は、ohdsi_app_user のパスワードに書き換えて実行してください

    devtools::install_github("OHDSI/DatabaseConnector")
    
    cd <- DatabaseConnector::createConnectionDetails(dbms = "postgresql",
                                                     server = "localhost/OHDSI",
                                                     user = "ohdsi_app_user",
                                                     password = "zzzz",
                                                     pathToDriver = "C:/Program Files/PostgreSQL"
                                                     )
    
    CommonDataModel::executeDdl(connectionDetails = cd,
                                cdmVersion = "5.3",
                                cdmDatabaseSchema = "eunomia"
                                )

    処理が完了すると、OMOP CDM のテーブルが作成されます。